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JAL、複合現実デバイス「HoloLens」を利用したエンジン整備やパイロット訓練ツールを開発

JALは、マイクロソフトの複合現実デバイス「HoloLens」を利用した訓練ツールのコンセプトモデルを2種類開発中と発表しました。

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JAL、複合現実デバイス「HoloLens」を利用したエンジン整備やパイロット訓練ツールを開発
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JALは、Microsoftの複合現実デバイス「HoloLens」を利用した訓練ツールのコンセプトモデルを2種類開発中と発表しました。

『ボーイング737-800型機 運航乗務員訓練生用 トレーニングツール』は、リアルなコックピットをいつでも体験できることを利点としており、運航乗務員訓練生の副操縦士昇格訓練において補助的なツールとして活用できるように開発されています。目の前のホログラム空間に浮かび上がる精細な計器/スイッチ類の操作を、「HoloLens」上の映像・音声ガイダンスに従って自身の体を動かしながらシミュレートすることで、より効率的な訓練になることが期待されています。

『ボーイング787型用エンジン 整備士訓練用ツール』は、整備士の養成訓練にてエンジンの構造や部品名、システムをどこでもリアルタイムに体験学習できることを目標として開発されています。現時点では、限られた訓練期間の中でエンジン構造を解説する教科書や平面図によって教育を行っていますが、「HoloLens」を利用することで、いつでもリアルな訓練が可能となり、質の高い技術習得が期待できるとのことです。

JALとMicrosoftは、2015年8月から共同で業務活用の検証をしており、将来的に実用化されることを目標に取り組んでいます。なお「HoloLens」を利用する航空関連企業はJALだけでなく、JAS39グリペンやサーブ 2000などを開発したスウェーデンのSAABや、ラファールやメルキュールなどを開発したフランスのDassault Systemes、民間旅客機A350や輸送機A400Mなどを開発する欧州のAirbus、そしてアメリカ航空宇宙局ことNASAが挙げられます。
《G.Suzuki》

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