米国ゲーマー“スワッティング”被害で実行犯の英国青年起訴へ | GameBusiness.jp

米国ゲーマー“スワッティング”被害で実行犯の英国青年起訴へ

ストリーマーを中心に、度々ゲーマーを騒がせる“スワッティング”の被害。2015年に起こった、米国在住のゲーマーが重傷を負う事態に発展した事件で、英国在住の青年が、英国人として初めて“スワッティング”行為により起訴されることとなった模様です。

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ストリーマーを中心に、度々ゲーマーを騒がせる“スワッティング”の被害。2015年に起こった、米国在住のゲーマーが重傷を負う事態に発展した事件で、英国在住の青年が、英国人として初めて“スワッティング”行為により起訴されることとなった模様です。

“スワッティング”とは、ネットの向こうの気に入らない相手をテロリストとして通報、SWAT等による強制捜査を行わせる犯罪行為。英ニュースメディアIndependentによれば、この被害にあったのはメリーランド州在住の20歳の青年Tyran Dobbsさん。Dobbsさんは、2015年に行われた“スワッティング”の際、踏み込んできたSWATに経緯は不明ながらもゴム弾で撃たれ、顔面の骨や肋骨を折るなどの重傷を負ってしまったとのことです。

この“スワッティング”を実行に移したのは英国コベントリー在住の21歳、Robert McDaid容疑者。米国司法省によれば、容疑者は2015年2月にインターネット上の電話サービスを通じて、米国在住のZachary Lee容疑者から依頼を受け、Dobbsさんに対する“スワッティング”を行うことを決めた疑いが持たれています。McDaid容疑者及びLee容疑者は、虚偽の情報を作成したなどの3件の罪により、有罪判決となった場合、最長20年の懲役刑が課される見込みです。

世界情勢の変化により、各国でテロ対策が重要視され、その法執行機関には大きな武力や権力が持たされつつある昨今。個人的な悪意が生む“スワッティング”が、当人たち、ひいてはゲーム業界全体に重大な結果をもたらしてしまう可能性は決して低くないのかも知れません。そのような事態にならないよう、各国のゲーマーたちが賢明な判断を心がけることを祈りたいものです。
《Arkblade》

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