幅広いソリューションを見せた「GTMF 2018 大阪」レポート―VTuber、e-Sportsなども | GameBusiness.jp

幅広いソリューションを見せた「GTMF 2018 大阪」レポート―VTuber、e-Sportsなども

「Game Tools & Middleware Forum(以下「GTMF」)」の時期がやってきました。東京での開催は来週末の7月13日ですが、一足早く6月27日に大阪梅田のコングレコンベンションセンターで大阪開催が行われました。今回は前夜祭も含めてその模様をご紹介します。

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毎年初夏の恒例イベント、「Game Tools & Middleware Forum(以下、GTMF)」の時期がやってきました。東京での開催は来週末の7月13日ですが、一足早く6月27日に大阪梅田のコングレコンベンションセンターで大阪開催が行われました。今回は前夜祭も含めてその模様をご紹介します。


本番の前日、各出展者が展示ブースの設営を行っている裏で「前夜祭」が行われました。前夜祭は“黒川塾六十(60)「インディーズゲームとビジネスの境界線」”と題した、インディーゲームの開発やプロデュースに携わる4人のゲストを迎えてのトークセッションです。

登壇ゲストは『La-Mulana』の開発でおなじみのNIGOROの楢村氏、最新作『The Good Life』と『The MISSING』を発表したWhite Owlsの末広氏、Nintendo Switch向け『サリーの法則』が大好評のポラリスエックス代表・住田氏、そしてNukeninの名で活動を行う渡部氏の4人です。司会進行の黒川氏のトークとも相まって、「インディーゲーム開発あるある」的なぶっちゃけ気味のトークで大盛り上がり。イベント後には軽めの懇親会も行われましたがトークセッションの興奮冷めやらぬまま、といった様子でした。

登壇者左から末広秀孝氏、楢村匠氏、司会進行の黒川文雄氏、住田康洋氏、渡部健氏

この黒川塾は東京開催の前日(7月12日)にも行われます。登壇ゲストは「和尚本」でお馴染みのいたのくまんぼう氏、『Last Standard』を現在開発中の中道慶謙氏、『ひとりぼっち惑星』を開発・リリースしたところにょり氏のお三方です。登壇者のご紹介や前夜祭の概要、申込みはGTMF2018東京の前夜祭ページに掲載されています。

さて、いよいよイベント本番当日。GTMFは出展企業が各社のツールやソフトウェア、サービスなどをデモ・展示する展示ブースと、各社の登壇セッション、そして「Meet-Ups」という短時間のプレゼンコーナーの3つが大きな柱になっていました。

展示ブースの様子。セッションの合間には大混雑に。

まず展示ブースでは各種ゲームエンジン、ゲーム開発向けのミドルウェアや開発ツール、進捗・プロジェクト管理など、従来のGTMFでもよく見られたデモのほか、昨今のスマートフォンアプリ全盛時代を反映するかのようにクラウドサービスやユーザーサポート対応向けのソリューションと言ったものも出展されていました。

また、今注目のVtuberにもつながる仕組みとしてバーチャルキャラクターをリアルタイムで動かすシステムや、e-Sports向けのゲーミングPC・ハードウェアといったものも展示。数年前のGTMFと比べ、実に幅広いジャンルのサービスやプロダクト、ソリューションを見ることができました。

セッションの様子。熱心にメモやスライドの写真を取る人も。

セッションは並行して4つのルームで行われていました。自社のサービスの活用方法の提案や実例を交えての運用方法の解説、今後のツール・ソリューションのロードマップの公開、中には競合ツールと比較しての利用メリットデメリットを解説するところなどもあります。セッションによっては満席に近いものも。皆さん熱心にメモを取ったり、スライドを撮影したりしていました。

なお、東京でのセッションについてはGTMF2018東京のセッションページにて、内容も含めて確認できます。セッションによっては撮影禁止のものもあるそうなので、セッション開始前の注意事項をご確認ください。

Meet-Upsは展示会場内にあるステージで開催。多くの人たちが足を止め、聞き入っていた。

そして数年前から展開されるようになったMeet-Ups。これは出展企業のパートナー企業が自社のスキルをアピールする場で、優秀な人材や企業を探している人とのマッチングを図るという企画です。お昼休みと午後の休憩の2回に渡って行われ、それぞれの持ち時間はたったの5分。今までの実績などを交えたスライド資料を展開しながらの濃密な5分間のプレゼンが展開されました。

ゲームエンジンを使った協働体験ワークショップについて語るIGDA日本 SIG4NGの長久氏

今年は、Meet-Upsの中に新しく「NADEC」というゲーム開発に関するライトニングトークを行う枠も用意。Meet-Upsでも展示企業同様、ミドルウェアという枠にとらわれない幅広い話題の内容もあり、多くの人たちがコーヒーを片手に足を止めて聞き入っていました。ちなみに、GTMFではコーヒーなどの飲み物が参加者向けに無料で提供されています。

ほぼ満員の懇親会会場。

すべてのセッションが終わった後は恒例の懇親会。それなりに遅い時間なのですが、会場はほぼ満員の大盛況。毎年参加している方もいらっしゃるようで、乾杯の後は所々で「久しぶりですね!」「最近どうですか」といった声も聞かれました。

こちらも恒例の豪華景品を掛けたじゃんけん大会

懇親会も盛り上がってきたところで、毎年恒例のじゃんけん大会。出展企業から提供された様々な豪華景品をゲットすべく、じゃんけんを繰り広げます。じゃんけんをするごとに会場に響き渡る悲喜こもごもの声を残し、大阪の夜は暮れていったのでした。

さて、大阪の次は東京での開催となります。

繰り返しになりますが東京での開催は来週末7月13日です。大阪同様、前夜祭、展示とセッション、Meet-Ups、そして懇親会の開催が予定されています。また、東京では「SMILES」というゲーム開発への活用が期待できる技術やソフトウェアを開発する教育機関の出展もあります。

■GTMF 2018 東京
日時:2018年7月13日(金) 9:00受付開始
場所:秋葉原UDX GALLERY NEXT THEATER
入場料:無料
ウェブサイト:https://gtmf.jp/

参加には事前来場者登録が必要です。また、前夜祭と懇親会についてはそれぞれ参加申し込みが必要になります。どちらの申込みも「GTMF公式サイト」にリンクがありますのでこちらからお申し込みください。特に、東京は例年会場に入るまでの受付が混雑するため、事前来場者登録を済ませておくとスムーズに入場ができます。

ゲームやアプリの開発・運営に関する最先端の技術に触れられるイベント「GTMF 2018東京」7月13日開催です。参加されてみてはいかがでしょうか。
《森 元行》

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