Valveのゲーム配信プラットフォームSteam。同サービスの同時接続ユーザー数が2018年に入り大幅な下落傾向を見せていることが判明しています。これは、Steamの各種ゲームの内部データベースや同時接続ユーザー数をトラッキングする第三者サイトSteamdb調べによるもの。Steam外部推測サービス「SteamSpy」を運営していたことで知られる、Epic Games所属のSergey Galyonkin氏もこの現象に触れ、ユーザーからの意見を募っています。その返答の中でGalyonkin氏はこの下落速度は、『フォートナイト』の躍進に対し、大幅なユーザー数減少を見せた『PUBG』のユーザー数減少を上回っているとコメント。しかしながら『フォートナイト』はSteamを用いず、独自のランチャー(及びテンセントのWeGame)を使用しており、『フォートナイト』のみをプレイするユーザーはもはやSteamを必要としないケースもあります。このことを踏まえてか、Galyonkin氏は「『PUBG』と『フォートナイト』(両方の進退の影響)が良い説明なのではないか」といった旨を語っています。『PUBG』が大きな盛り上がりを見せた2017年後半からのSteamユーザー数の伸びは非常に大きなもの。同時にGDC 2018でのGalyonkin氏の発言によれば、『PUBG』が広くプレイされている中国ユーザーのゲーム所持数は平均6分の1という結果です。果たしてこのユーザー数の下落はただのバトルロイヤルバブルの結果であるのか、他の要因を主因とし、今後それ以外にも大きな影響を与える形になるのか、今後の行く末に注目が集まります。
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