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サイバーエージェントのプログラミング学習サービス「QUREO」、小学生向け教材として徳之島町が正式採択

サイバーエージェントが提供する学習サービス「QUREO(キュレオ)」が、鹿児島県徳之島町の小学生向けプログラミング教材として正式に採択されました。

人材育成 教育
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サイバーエージェントが提供する学習サービス「QUREO(キュレオ)」が、鹿児島県徳之島町の小学生向けプログラミング教材として正式に採択されました。

「QUREO(キュレオ)」とは、約3万人の子供たちにプログラミング学習の機会を提供したCA Tech Kidsが持つプログラミング教育のノウハウと、アプリボットがゲーム開発で培ったデザイン、サービス設計力、運用力を活かし、プログラミング未経験の子どもでも自発的に楽しく学習できる特長を持った、小学生向けのオンラインプログラミング学習サービスです。

子供たち向けたプログラミング学習の機会は近年急増しており、手軽に楽しめる「BASICプログラミングキット」や、遊びながらプログラミングを学べるロボット「Kamibot」(カミボット)なども発売。学習の機会と意欲を両立させる様々な展開が、多方面で広がりを見せています。

今回、プログラミング教材として正式採用された「QUREO」は、高度なPC操作などの必要がなく、主にマウスの操作で画面上のブロックを動かし、プログラミングすることが可能。そのため、視覚的に取り組みやすい設計となっています。また、ゲーム性を持たせたカリキュラムや丁寧な説明動画などを用意しており、子供自身が意欲的に学習を継続する仕組み作りも行われています。

国内全ての小学校において、2020年からプログラミング教育の必修化が決定していますが、子供たちにプログラミングを教えるための優れた教材や指導者が不足しているのが現状です。さらに、都市部と地方における教育機会の格差といった課題も残されていますが、今回の「QUREO」の採択は、現状の問題に一石を投じる形となるかもしれません。なお、「QUREO」の自治体導入は、今回が国内初となります。

◆徳之島町におけるこれまでの取り組みについて



徳之島町において、地域住民や教職員等、計11名を対象に、50時間におよぶプログラミング指導者(メンター)育成研修を実施し、地域のプログラミング教育の担い手となる人材育成に取り組んだとのこと。また、育成した人材を講師として、地元の子ども達にプログラミングを教える講座を開講し、徳之島町内で継続的にプログラミングを学べる環境が整備されました。


この取り組みの結果、徳之島町内においては、花徳小学校、神之嶺小学校でクラブ活動としてプログラミング教育が開始されたほか、本事業を通じて育成されたメンターがプログラミング教室を開講する等、地域で継続的にプログラミングを学ぶための環境が徐々に整ってきている模様。


これまでの成果を踏まえ、徳之島町において今後も引き続き継続的なプログラミング教育を実施していくこと、またプログラミング教育の品質をさらに高め、指導者(メンター)の負荷を低減することを目的として、当社の提供する小学生向けオンラインプログラミング学習サービス「QUREO」が正式に導入される運びとなりました。

◆徳之島町における「QUREO」の導入について


「QUREO」は、CA Tech Kidsと、アプリボットが共同開発し、2018年2月19日より提供を開始した小学生向けのオンラインプログラミング学習サービスです。本サービスでは、全480のレッスンをクリアしていくことで、If、ループ、乱数、変数など50項目に及ぶプログラミングの基礎を効果的に学ぶことが可能となっているほか、ガイドキャラクターによるナビゲーションや、説明動画などが盛り込まれており、子ども自身が自発的・自律的に楽しみながらプログラミング学習を継続することができる仕組みとなっています。

この度の「QUREO」導入に際しては、全480とレッスン数が豊富であり、継続的にプログラミング講座を実施するのに適していること(週1回の授業でおよそ2~3年分に相当)、ガイドキャラクターによるナビゲーションや動画による説明が豊富であり、講師の指導負荷を低減するサービス設計となっているため、量的・質的に限られた講師リソースの中でも講座の運営がしやすいこと、オンラインサービスのため導入が容易であり価格も安価であること等の点が、地方における継続的なプログラミング教育の実施に最適なツールとして徳之島町に評価され、導入決定に至ったとのこと。

◆徳之島町長 高岡秀規氏 コメント



離島におけるICT事業というものは、ハードがメインで議論されることが多く、ソフト面での議論があまりなされてきませんでしたが、徳之島町では世界に羽ばたく子ども達の育成に力をいれようとの考えから、以前よりプログラミング教育を政策としてやれないかを模索しておりました。その過程で、出会ったのがCA Tech Kids社であり、上野社長でした。「プログラミング教育は、子どもを子ども扱いしないことです。子ども達は、大人が思っている以上に伸びていきますよ。」という上野社長の言葉を聞き、とても印象に残ったことを覚えています。

2017年には両者の連携により総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業にも採択され、徳之島町内でプログラミング教育を担う人材の育成に取り組みました。取り組みの中で、CA Tech Kidsスタッフの子ども達への声のかけ方や教え方などを拝聴したときは、感動を覚えたものでした。子どもたちが、楽しそうに生き生きとして学んでいる姿を見、改めて本事業を実施できたことに深く感謝しています。

今回の「QUREO」の導入は、子供達の能力を最大限に引き出し育てるために必要不可欠だと確信しているからこその決断です。子ども達が楽しく、モチベーションを高く持ちながら、知識を身に着け、技術を磨いていくためには、ステップバイステップで進めることができる、またそれを感じながら学べることが重要だと考えています。それには「QUREO」が最適なツールだと感じています。

子どものインターネットやIT機器の利用に関しては、昨今、様々な問題も生じていますが、それでもITは子ども達には将来必要不可欠となるアイテムです。正しく使うことを学ばなければなりません。だからこそ、ICT教育は急務なのです。

失敗しないように育てるのではなく、失敗することを学び、それを乗り越える教育が必要です。

残念ながら、離島においては都市部と違ってそのような環境がありません。しかし、それが子どもたちの将来の可能性を狭めることはあってはならないと思います。だからこそ、自治体が率先してその環境を創らなければなりません。子どもたちがどこに居ても最新のIT技術を学ぶことができる環境。今回の取り組みを通して、そのロールモデルを生み出したいと考えています。


《臥待 弦》

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