『モータルコンバット』共同制作者エド・ブーン氏がAIAS殿堂入り! 業界への多大なる貢献をたたえて | GameBusiness.jp

『モータルコンバット』共同制作者エド・ブーン氏がAIAS殿堂入り! 業界への多大なる貢献をたたえて

過去には宮本茂氏や小島秀夫監督らも選ばれている栄誉ある賞。

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Academy of Interactive Arts & Sciences(AIAS)は、NetherRealm Studiosのチーフクリエイティブオフィサーで、対戦格闘ゲームシリーズ『Mortal Kombatモータルコンバット)』の共同制作者であるEd Boon氏が「AIAS Hall of Fame」に選ばれたことを発表しました。

「AIAS Hall of Fame」は影響力の大きいゲームの開発に尽力し、特定のジャンルを前進させてきたゲームクリエイターに授与される栄誉ある賞。過去には『スーパーマリオ』シリーズの宮本茂氏、『Doom』『Quake』シリーズのJohn Carmack氏、『Ultima』シリーズのRichard Garriott氏、ValveのGabe Newell氏、『Grand Theft Auto』シリーズのDan Houser氏とSam Houser氏、『メタルギア』シリーズの小島秀夫氏、『Fallout』『The Elder Scrolls』シリーズのTodd Howard氏など、そうそうたるメンバーが殿堂入りしています。

初代『Mortal Kombat』の開発舞台裏映像

Ed Boon氏はイリノイ大学卒業後にWilliams Electronicsでピンボールマシンのプログラミングからキャリアをスタート。そしてビデオゲーム部門に移り、『High Impact Football』とその続編『Iuper High Impact』を手がけた後、1991年に『Mortal Kombat』の制作を開始しました。同作はアーケードから大ヒットし、シリーズの累計販売本数は7,500万本以上、3本の長編映画、アニメーション映画、複数のテレビシリーズ、コミックなども展開しています。

続編も決定した映画最新作「モータルコンバット」

2022年は『Mortal Kombat』シリーズが30周年ということで、Ed Boon氏の今後の活動にはさらに注目が集まるのではないでしょうか。現地時間2月24日にラスベガスで開催される第25回「D.I.C.E. Awards」の式典では、Xbox Game Studiosの責任者であるMatt Booty氏よりEd Boon氏に「2022 Hall of Fame」賞が贈呈されるとのことです。

「Edを殿堂入りさせることができ大変うれしく思います。ピンボールマシンでの初期の仕事から、『Mortal Kombat』フランチャイズを共同制作した偉業まで、ゲームの技術と芸術に対するEdの献身と忍耐はファンとゲーム開発者それぞれに素晴らしい遺産を残しました」― Meggan Scavio(Academy of Interactive Arts & Sciencesプレジデント)


「私はMidwayでゲーム業界に入った最初の日にEdに出会い、彼が『Mortal Kombat』の制作をリードし、多くの才能ある人々とともにゲームを象徴的な世界的フランチャイズに成長させるのを間近で見る幸運に恵まれました。大きなアイデア、素晴らしいユーモアのセンス、明確な焦点、そして人々をチームとしてまとめる力、Edはゲームデザイナーのあるべき姿を最もよく表しています。彼は数々のヒット作を生み出しただけではなく、ゲーム業界において数え切れないほどの人々の道を支えてきました」― Matt Booty(Xbox Game Studios責任者)
《RIKUSYO@Game*Spark》

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