コロプラは、東証マザーズ上場の中堅ゲームデベロッパー、エイティングの子会社化を目指して株式公開買付を実施すると発表しました。取引が成立した場合、エイティングは上場廃止になる見込みです。コロプラは2段階の公開買付を予定していて、第1段階としてエイティングの筆頭株主で代表取締役社長の藤澤知徳氏の保有する53.17%、第2位株主で常務取締役である「豊嶋真人氏が保有する14.06%、また藤澤知徳氏と親族が保有する株式会社エーイングが保有する0.95%の合計68.19%を30日の終値である309円で取得します。第2段階では残りの全株式を対象に、30日の終値の309円に449円のプレミアムを付けた758円で取得します。取得株数に下限は設けない方針で、全株式を取得できなかった場合は、コロプラ株との株式交換で完全子会社化を目指すとのこと。エイティングは1993年設立。家庭用ゲーム機向けタイトルの受託開発で成長し、近年ではスマートフォン向けの開発も手掛け自社パブリッシングにも進出しましたが、初期開発費やマーケティング費用の先行や課金収入の伸び悩みから平成26年9月期から2期連続の赤字となっています。このような状況で、事業シナジーが見込め、企業存続や成長を支援できる事業者を探す中で、コロプラに対して昨年11月中旬に支援要請があったとのこと。コロプラとしては長年の経験を持つエイティングを傘下に置くことで、幅広い分野での開発リソース増強を通じて、コンテンツ、地域、デバイスの幅を広げていくコロプラのポートフォリオ戦略を推し進める事に資すると判断し、子会社化を決めたとのこと。子会社化後の経営方針ついては未定としながらも、経営理念を尊重し創業以来の事業基盤を十分に活かして経営しいくとしています。
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