会場でひときわ目立つド派手なブース、3D Live Axo社が開発した『Ion Torq』というVRモーションライドシューターは、フルサイズのATVが2台置かれており、2人プレイヤー同士でロケットランチャーを打ち合いながら、障害を乗り越えていき、先にゴールを目指すという内容。没入感あるVRゲームは数あれど、本作はゲームの主人公と同じように、運転席では本物さながらのATVのハンドルを握り、助手席ではロケットランチャーを操るというMixed Reality(複合現実)な作品となっています。ゲームはUnreal Engine 4で開発され、ゲーム中の動きに合わせてATVがダイナミックに縦に横に動く大迫力。思わず声が出てしまう体験です。ゲームでは古代遺跡のようなステージを先に先にと進んでいき、様々なトラップや、ライバルとの駆け引きが待っています。ドライバーと相棒の息を合わせるのがコツでしょうか。筆者は運転手役を演じましたが、HMDの映像とハンドルやアクセル・ブレーキが同期しているので、本当に運転しているかのような感覚で、数分の体験はあっという間に終わってしまいました。背景の巨大LEDでは3Dでゲーム内容が映し出されていた映像体験に、プラス1つを加えると、ユーザーが感じるリアリティが大きく増すというのは広く認識されているところですが、このような本格的な設備を加わると、その感覚は今までにないものになります。ゲームセンターや遊園地で気軽に楽しめる日を待ちたいと思います。
Xbox版Meta Questが発売? Meta Horizon OS がApple Vision Pro並みになる隠し球とは【特集】 2024.4.24 Wed Metaが「Meta Horizon OS」を発表しました。Meta Quest用の専用…