同社のハイテク・グローバル統括シニア・マネージング・ディレクターを務めるデイビッド・ソヴィーは次のように述べています。
「スマートスピーカーは、家庭内に置けるあらゆる活動のハブとしてのスマートフォンの地位を脅かす存在になりつつあります」「急速に人気が高まっていることはハイテク業界で最も印象的なトレンドの一つです。」
本調査によると、スマートスピーカーの所有率は2018年末までに世界各国で前年比2倍以上になる見込みです。そして、日本の消費者の所有率は16%にとどまり、一方インドや米国、ブラジル、中国では消費者全体の3分の1以上がスマートスピーカーを所有すると予想されています。
これらの製品は需要が高まっているだけでなく、ユーザーの94%が「満足している」「非常に満足している」と、アクセンチュアの調査において回答しており、注目すべき結果が出ています。
また、本調査では各国の回答者の仮想現実や拡張現実への関心の高さも示されており、新たなイノベーションの創出が待たれます。
■調査方法
2017年10月から11月にかけて、Harris Interactiveがアクセンチュアからの委託を受け、日本、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、オランダ、イタリア、メキシコ、ポーランド、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、アラブ首長国連邦、英国、および米国の計19か国の消費者21,000人を対象に調査を実施しました。
各国のサンプルはそれぞれのオンライン人口を代表するよう選定され、回答者の年齢は14歳から65歳以下となっています。本調査とそれに関連したデータ・モデリングは、デジタル機器に対する消費者の認知度やコンテンツとサービス、購買パターン、各サービス事業者に対する好みと信頼度、およびコネクテッド(インターネットに接続された)なライフスタイルの未来などを数量化したものです。