エンジニア志望者必見!ゲーム業界の採用担当者たちが全力でオススメするインターンシップの魅力【オンラインセミナーレポート】 | GameBusiness.jp

エンジニア志望者必見!ゲーム業界の採用担当者たちが全力でオススメするインターンシップの魅力【オンラインセミナーレポート】

「~ゲーム企業4社人事が語る~ インターン直前 七夕スペシャル!」と題したオンラインセミナーに各社採用担当者が登壇。他ではあまり語られないインターンシップについてトークが繰り広げられました。

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7月7日、ゲーム業界のインターンシップ制度にまつわるオンラインセミナーが実施されました。

タイトルは「~ゲーム企業4社採用が語る~ インターン直前 七夕スペシャル!」

ゲーム業界のエンジニア職に興味をもつ2025年3月卒業予定の学生を対象に、ゲーム会社の採用担当者がインターンシップのメリットを説明するものです。

主催はスマートフォンゲーム『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT(配信元:株式会社バンダイナムコエンターテインメント)』などを手がけるG2 Studiosf4samuraiセガDONUTSも参加し、それぞれの採用担当者がパネルトークなどをおこないました。

「インターンシップの良さを学生のみなさんに伝えたい!」

そんな熱意を持って集った4社の採用担当者が語った「インターンシップをおすすめする理由」とはどのような内容だったのでしょうか?

2025年3月卒業予定の学生のみならず、これから就活をおこなうすべての学生にとって「ためになるトーク」の内容をお届けします。

セミナーはZoomで開催され、多くのゲーム業界志望者が集まった

◆インターンシップでしか体験できない、「プロの現場」のシビアな現実と面白さ

今回なぜこのようなオンラインセミナーを開催することになったのか?それは「インターンシップの良さと重要性を訴えたかったから」だと、参加した採用担当者は口をそろえます。

説明会やセミナーに参加するのも良いのですが、それらはあくまで情報の受け取りのみ。一方、インターンシップではオンラインまたは対面で現役のエンジニアと話す機会が設けられている場合もあり、そこで自分に足りないものに気付いたり、開発現場のようすを知ることができたりと、自身をアップデートするきっかけを得られることもあります。

「普段は非公開のプロの現場が見られます。これはインターンシップでしか体験できない貴重な機会です」

そう語るのは登壇者のひとり、セガの採用担当者です。

ゲームエンジニア志望者の中には、すでに学生の段階でゲーム制作をしている人もいるかと思います。しかし、プロの現場では技術的なことはもちろん、予算や納期といった、いわゆる「大人の事情」でできること・できないことがあります。インターンシップは、そういったシビアな部分と、その環境だからこそ生まれる「面白い作品」について学べる機会となるはずです。

さらに職場の雰囲気や働きやすさなども確認でき、その会社とのマッチ度を計ることができるのです。

なおDONUTSでは「インターンから内定承諾、そのまま現場に入る」というケースも。インターンシップが就職への最短経路となっている場合もあるといいます。

インターンシップに参加するだけでどれだけ視野が広がるか、また不安が払しょくできるか。「先輩」たちからのアドバイスに、オンラインセミナーに参加した学生たちも真剣な面持ちで受け止めていました。

参加各社の比較表

パネルトークで「さらなるメリット」を掘り下げ

各企業説明、そしてインターンシップの重要性とメリットの解説に続いて行われたのが本イベントの注目企画となるパネルトークです。ひとつのテーマに対して4社が順番に回答するのですが、その企業内の雰囲気や採用までの流れがわかる有益な情報が詰まっていました。

ゲーム業界の理想のエンジニア像

たとえば「社内で活躍しているエンジニア像」というテーマについて、f4samuraiの採用担当者は以下のようなポイントを説明してくれました。

「社内で活躍しているエンジニア像」には3つのタイプがあり、その第1として「自分の知識を惜しみなく教えるタイプ」を挙げました。社内では後輩に技術の継承を、対外的には技術広報ブログなどを通してユーザーが求める情報を積極的に発信するなど、マーケティング志向が強いタイプでもあると解説します。

f4samuraiが運営する「f4エンジニアブログ」
https://f4samurai.hateblo.jp/

第2は「人間関係を重視するタイプ」。どうしたら新人が成長するかをつねに考え、ある種のマネージャー的な立ち回りでチームの和を保ちます。

第3は「技術のスペシャリスト」。まさに職人気質で仕事と向き合うエンジニアらしいタイプです。これら3つのタイプがバランスよく支えあうのがf4samuraiの社風だと語ってくれました。

G2 Studiosで活躍しているエンジニアは「周囲への気づかいを忘れないタイプ」だそうです。

チームで開発作業をしていると、どうしても視野が狭くなり自分のことだけで精一杯になってしまうことも。しかしチーム全体をつねに気にかけ、積極的に周囲を手伝い、担当外の作業でも率先して取り組める人材がいると頼りにされますし、出世も早いのだといいます。実際、そういったエンジニアは重宝され、20代という若さで「リードエンジニア」という役職についてチームを束ねることも多いそうです。

セガで活躍している人材は「成長意欲や向上心が強い人」。ゲーム業界は技術進化が著しく、つねに最新技術の背中を追いかけている状態です。そういった環境で活躍し、生き残るにはアンテナを高く持ち、情報をアップデートできる人間が強いと言えるでしょう。

DONUTSが求めるのは「修練を怠らない人」、そして「こだわりを持つ人」です。特に「こだわりを持つ人」は、ディレクターの指示にただ従うだけでなく、有効なアイデアがあるならそれを反映してユーザーの満足度を上げようとします。そういったエンジニアが活躍していると語ってくれました。

上記の回答は一見、各社バラバラのようでいて、じつは4社が4社とも共感する部分ばかり。お互いがお互いの回答に強く頷く場面もあり、どのメーカーでも求められるエンジニア像と言えるものでした。

1年目から最前線で働くか、基礎を身に付けるか

また「1年目のお仕事や働き方」というテーマでは、おもに研修期間とその後の配属について語られました。

研修期間では基本的なビジネスマナーを学んだり、ミニゲーム制作などを通じてツールの使い方などを学んだりするのですが、企業によってはすぐ現場に入り、実戦の中で成長を促すところもあるようです。

G2 Studiosは研修期間に同期の社員とゲーム開発をして、ゲーム開発の基礎やツールの使い方等を学ぶとのこと。配属の段階では基礎的な技術と知識が習得できているので、そこからバリバリと最前線で作業することになります。

セガでは、まず新人全体でグループ(企業)の考え方やビジネスマナーを学び、それから配属後に部署ごとの研修を行います。また必ずコーチがついてサポートをしてくれるそうです。

DONUTSでは全体研修後に3日間ほどでミニゲームを作り、それから現場に配属されます。4月の時点ですでにプロジェクトに携わっているイメージなので、すぐにゲーム制作をしたいという場合には魅力的な環境でしょう。

ただしあくまでサポート役なので、いきなり大きな仕事を任されるというよりは自分のできることを少しずつ広げていく、実戦的な研修の側面も強いと言えます。

f4samuraiも実戦的な育成システムです。新作タイトルに配属され、インストラクターのサポートを受けながら学んでいく環境とのこと。これは、プロジェクト立ち上げ当初はさまざまな問題に直面することが多く、より多く経験値を得られるからだと採用担当者は教えてくれました。

ゲームエンジニア志望者に共通して求められるもの

パネルトークの最後のテーマは「ゲーム業界に就職するために今やるべきことは?」。

このテーマには各社「どんな形でもいいから実際にゲーム制作をはじめてみて」「いろいろなジャンルのゲームを遊んでみて」と意見が一致。そして、「積極的にゲームを楽しんでほしい」との意見が出ました。

まさに「百聞は一見に如かず」。

わからない部分を先輩に聞くにしても、まったく知らない状態では何を質問して良いかさえ分かりません。少しでも共通言語を増やし、コミュニケーションをスムーズにするための土台を作ってほしいとのことでした。

興味を持った企業への理解度が上がり、自身のスキルアップのきっかけにもなり得るインターンシップ制度。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

セミナー登壇企業各社の採用サイト

《気賀沢 昌志》

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