『テラリア』開発元がUnityを非難―オープンソースエンジン「GODOT」「FNA」それぞれに10万ドルの寄付も発表 | GameBusiness.jp

『テラリア』開発元がUnityを非難―オープンソースエンジン「GODOT」「FNA」それぞれに10万ドルの寄付も発表

「略奪的な動きがあらゆるスタジオに対して行われているのを黙って見ていられない」と語る。

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『テラリア』開発元がUnityを非難―オープンソースエンジン「GODOT」「FNA」それぞれに10万ドルの寄付も発表
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先日よりゲーム業界に大きな波紋を呼んでいるUnity Technologiesの「Unity Runtime Fee」。突然の発表とその内容に多くのデベロッパーが反発し見直しが行われるも事態の収束には至っていません。そんな中、『テラリア』の開発元として知られるRe-Logicが今回の件に関する声明を出し、考えを明らかにしました。

「黙って見ていられない」

「かつて一流でユーザーフレンドリーだったゲームエンジンがゲーム業界に多くの悪影響を与える闇の勢力に奪われてしまった」「このような略奪的な動きがあらゆるスタジオに対して行われているのを黙って見ていられない」「Unityが培ってきた長年の信頼がパブリッシャー、スタジオ、そしてゲーマーから搾り取るための新たな手段として投げ捨てられた」など、厳しく非難するとともに明確な拒否を表明。今回の件は業界がすぐに忘れられない訓戒であるとしています。

新進気鋭のオープンソースエンジンを支援

また、Re-Logicは暗い時こそキャンドルを灯さなければならないとして、2つのゲームエンジン「GODOT」と「FNA」それぞれに10万ドル寄付することを発表。さらに両プロジェクトのスポンサーとして、月々1,000ドルずつ支援していくとのこと。Re-Logicは「競合するオープンソースゲームエンジンを加速させ強化することで、最近の出来事を踏まえてどのように進めるのがベストなのか悩んでいるスタジオに力を与え、支援したいと考えています」と締めくくりました。

「GODOT」

「Unity Runtime Fee」の発表後から注目度が急上昇しているゲームエンジン。近年では『Dome Keeper』や『Cassette Beasts』、『Brotato』といったタイトルで採用されている。

「FNA」

Xbox 360時代に活躍した「Microsoft XNA」ライブラリの再実装で、Re-Logicの『テラリア』をはじめ、『Celeste』、『Salt and Sanctuary』といった多くの高評価タイトルで採用されている。

《RIKUSYO@Game*Spark》

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