ネクソン、過去最高売上も業績予想には届かず―『THE FINALS』は“課金額が予想を上回る”好調スタート、日本では『ブルアカ』が成長 | GameBusiness.jp

ネクソン、過去最高売上も業績予想には届かず―『THE FINALS』は“課金額が予想を上回る”好調スタート、日本では『ブルアカ』が成長

『THE FINALS』はローンチ後2週間で1000万インストールを突破しています。

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ネクソン、過去最高売上も業績予想には届かず―『THE FINALS』は“課金額が予想を上回る”好調スタート、日本では『ブルアカ』が成長
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ネクソンは、2023年度第4四半期(10月1日~12月31日)および通期連結業績を発表しました。第4四半期の売上収益は846億円(前年同期比4%増)、営業利益は45億円(同59%減)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は419億円となりました(会計基準ベース)。売上収益は過去最高となったものの、業績予想を下回っています。

また、同社の通期業績は、売上収益が4,234億円(前期比20%増)、営業利益は1347億円(同30%増)、営業利益率32%(同3ポイント増)、親会社の所有者に帰属する通期利益は706億円(同30%減)となりました。おもに『メイプルストーリー』、『FC ONLINE2』、『アラド戦記』、『FC MOBILE』、『ブルーアーカイブ』等が成長し、通期売上収益および営業利益は過去最高を記録しています。

第4四半期におけるトピックは、12月8日にリリースした新作FPSタイトル『THE FINALS』でしょう。ネクソンの発表によれば、同作はローンチから2週間で1,000万インストールを突破し、Steamで人気ゲームランキングトップ5にランクインしました。同作への課金額は業績予想を上回ったものの、収益の一部を繰り延べています。

同作においては、Nexon Koreaのライブ運用チームが開発元であるEmbark Studiosと緊密に連携し、手厚いサポートを提供しているほか、「これを可能にしたグローバルな企業間協力体制の構築は、今後の戦略の非常に重要な部分を占める」としています。

国・地域別の第4四半期売上収益

韓国

『メイプルストーリー』『FC ONLINE』がふるわず、売上収益は業績予想を下回る525億円(前年同期比3%増加)で着地しました。

中国

売上収益は業績予想を下回る151億円(前年同期比14%減)。『アラド戦記』において、ゲーム内の経済バランスが予期せず悪化したことで売上収益が想定を下回ったことが要因としています。

日本

売上収益は29億円(前年同期比3%増)で、予想レンジ内の着地。『メイプルストーリー』および『ブルーアーカイブ』の成長、『デイヴ・ザ・ダイバー』の貢献を、ローンチ後一定期間が経過したその他のモバイルタイトルが相殺しています。

北米および欧州

売上収益は業績予想を下回る82億円(前年同期比78%増)。『THE FINALS』の課金額が予想を上回ったものの、収益の一部を繰り延べたため、売上収益は業績予想を下回りました。

ネクソン 決算説明資料より

そのほか、ネクソンは2022年に発表した取得総額1,000億円を上限する自己株式取得を2024年1月に完了。さらに、2月8日に開催した取締役会において、3年間で取得総額1,000億円を上限とする自己株式取得の方針を策定し、これを決議し、期限である2027年2月までに機動的に実施する予定としています。

《GameBusiness.jp》

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